熱中症予防に牛乳が良いってホント?



要注意の季節

 

 

そろそろ夏シーズン真っ盛りとなっていくわけですが、最近の夏はとにかく厳しい猛暑で、それもすっかりお馴染みになってきた感もあります。警戒しなければならないのは夏バテと熱中症です。このふたつは関連性があります。

 

最初に夏バテの方ですが、これ原因を理論的に言うと、気温の高さが影響した自律神経系の乱れということになります。それでいろいろな症状が出てくるのです。

 

特に高温&多湿の条件下では、人間の体は体温を何とか一定に保とうとしてエネルギーをより多く消費し、負担も多くなります。この負担増加に耐えているうちはまだいいのですが、それもやがて限界がきます。そうすると体内に溜まった熱は次第に外に排出できなくなって、具体的に夏バテの症状が現れることになります。

 

体温調節ができないというのはいわゆる熱中症でもあります。基本となるのは水分コントロールについてです。体内水分の不足状態は脱水症状・熱中症に陥る危険が高まるのです。最悪は命が危険にさらされることもあります。

 

一般的な大人が必要な1日の水分量は排出量と同じ2.5リットル(体重×50ml)となっています。口から直接摂取するのは約2リットルで、猛暑の季節は大量の汗が出て水分が失われるので、更に水分補給が必要とされています。1度に過剰に水分を摂取しないようにすることがポイントです。そうしないと腎臓に負担がかかります。

 

ちなみに喉が渇いたと感じたら、この時点で既に危険です。これは脳からの水分不足のサインですから、ただちに水分補給をしましょう。入浴、就寝時などにも水分を意識して摂るようにした方がいいでしょう。